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ピルを服用することで子宮内膜症を予防することもできる

2020年02月14日

まずは子宮内膜症についてお話をしてまいります。子宮の内側には子宮内膜という薄い膜で裏打ちされています、この内膜は排卵を迎えると厚さを増すことで赤ちゃんのベッドとして機能します。妊娠が成立しなかった場合は剥がれ落ち、月経周期にしたがって体外へ排出されます。ただし、子宮の内側だけに発生する子宮内膜が卵巣や卵管、直腸の表面などに発生し増殖する症状が子宮内膜症という病気です。

子宮内膜症にかかると、生理日には生活に支障をきたすほどの重い生理痛や、鎮痛剤が効かず年々痛みが増していくという症状に際悩まされます。排卵期の痛みや性交痛、排便痛など生理以外の痛みを伴うことも考えられます。子宮内膜症の症状は生理周期によって体調が大きく変化しますので、旅行の経過が立てられないというような弊害もあります。
また、ナプキンを何枚も重ねないと安心できないほどの月経や不妊の原因につながることもあるため、原因を特定して早目の治療・予防が必要になります。

子宮内膜症の予防や治療には避妊薬でもあるピルが効果的です。特に低用量ピルよりもヤーズ配合錠などの超低用量ピルの使用で一時的な排卵などのサイクルをコントロールし、子宮の機能を休めさせる選択が良いと考えられています。

妊娠をすることで子宮内膜症が改善されるといわれています。妊娠が成立することで、子宮内膜は胎児のベッド替わりになりますので、新しい子宮内膜の生成も行われなければ、剥がれ落ちる時の痛みなどがなくなるからです。この妊娠期間で子宮内膜の生成リズムがもとに戻る場合があると考えられているのです。ただし、妊娠するというのはあまりにも乱暴な考え方でもあるため。ピルの服用で疑似妊娠状態を作り子宮を休ませることを選択します。
ピルの服用期間は月経周期に振り回されることもありませんし、出血をコントロールできるため、生活も楽になります。特に、排卵期から生理日までの間に起こる苦痛の症状が改善するだけでも気持ちが上向きになるはずです。

いくつか条件を満たす必要がありますが、最大120日まで続けて服用することができるヤーズフレックス配合錠を使うことで、生理を1日でも長く止めることができるため、出血の恐怖などを併発して旅行ができなかったり、日常生活に支障をきたしている人なども安心して治療に臨むことができるでしょう。

超低用量ピルの服用を行う場合、ピル以外の方法で避妊を行う必要があります。まずは子宮内膜症の治療を優先させ、パートナーの理解を得ることも大切です。