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副作用が少ない超低用量ピル「ヤーズ」で月経困難症を改善

2020年01月09日
微笑む女性

PMS(月経前症候群)や月経困難症という症状をご存じですか。まずはこの二つの症状を見ていきましょう。

【PMS(月経前症候群)】生理が始まる3~10日の間続く身体的または精神的につらい症状で、生理の開始とともにその症状が消えることや、和らぐ症状を指しています。原因としては、排卵期以降生理での出血が始まるまでの黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が低下することで引き起こされる、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常などです。

【月経困難症】月経困難症とは、生理中に起こる身体的または精神的に辛い症状を指しています。強い下腹部痛や腰痛、吐き気や下痢などは通常範囲の生理痛でも起こりうることですが、月経困難症の場合は症状が病的に強く、生活に支障をきたす状態にあることがわかります。また、生理が来る都度このような症状に悩まされるのでうつを引き起こしてしまうということもあるようです。

原因としては、強い子宮の収縮によっておこる症状である機能性月経困難症と子宮や卵巣など直接的な原因となる病気が存在する器質性月経困難症が挙げられます。重い生理痛の陰には子宮筋腫や子宮内膜症が隠れていたというケースです。

生理前後に生活に支障をきたす状態で困っているのであれば、産婦人科で治療を受けることができます。鎮痛剤による対症療法や漢方薬による体質改善もありますが、ヤーズなどに代表される超低用量ピルを処方して治療を行う方法も可能です。プロゲステロン剤としてドロスピレノンを採用し、排卵を抑え卵巣や子宮を休ませる働きを持ちます。ドロスピレノンは、月経困難症や子宮内膜症の治療に用いられる薬ですが、ピルと同様に服用し、生理の出血をコントロールすることで、辛い生理痛などを緩和させようという治療が行えます。

ヤーズは超低用量ピルであり、表向きは副作用が少ない月経困難症治療剤としての位置付けです。病気の治療のためのピルですので、副作用の有無にかかわらず保険適用されるメリットがあります。排卵は抑えられますが、避妊効果に関しては言及できないため当面妊娠の予定がないことを確認されることが多いようです。また、ピル以外の避妊を行う必要があります。

避妊と月経困難症の治療の両側面を検討するのであれば、ヤーズやヤーズフレックス以外の低用量ピルを選択してください。また、子宮を休ませることを目的とした治療であればヤーズフレックス錠の処方を行うことがあります。ヤーズフレックスは最大120日まで生理を止められる超低用量ピルです。この期間を使って体のトリートメントを行うこともあります。